監修:小林 正敬(こばやし まさたか)|まさぼ内科・糖尿病クリニック飯田橋院 代表理事兼院長。日本糖尿病学会 糖尿病専門医・日本内科学会 総合内科専門医・日本糖尿病協会療養指導医・日本東洋医学会所属。 最終更新:2026年10月
結論を先に:ビマグルマブは、アクチビンII型受容体をふさぐ開発中の抗体医薬品です。筋力の向上は確立しておらず、今は承認薬と食事・運動を医師と調整します。米国では第2相の段階で、第3相は始まっておらず、承認申請もされていません。日本では国内で進行中の治験はなく、承認申請の公表もありません。
「体重は減ったけれど、筋肉も減っているのでは」。マンジャロやウゴービ、ゼップバウンドを使っていると、体重計の数字だけでは安心できないことがあります。私は診察で、体重だけでなく何が減ったかを見て、この不安に答えています。
私は、筋肉の量と握る・歩くなどの働きを分けて説明します。試験で筋肉量の目安にした「除脂肪量」は、脂肪と骨以外の軟らかい組織の量です。DXA(二重エネルギーX線吸収測定)という検査で測り、筋肉のほか臓器や水分も含みます。脂肪量・除脂肪量の変化や副作用を、今の治療を診察で相談する材料にしてください。
この記事でわかること
- ビマグルマブが働く場所と、GLP-1薬との違い
- BELIEVEで脂肪量と除脂肪量がどう変わったか
- 筋肉量の変化と筋力・歩行能力を分けて考える理由
- 主な副作用と、まだ評価できていないこと
- 日本で使える時期について分かっていること
- 新しい薬を待つ間に、承認薬と食事・運動で取り組めること
日本での承認状況(2026年10月4日確認)
米国の開発は第2相で、セマグルチド併用の結果は公表済み、チルゼパチド併用の第2相は進行中ですが、第3相の開始と承認申請には至っていません。日本については、現在進行中の国内治験はなく、承認申請を公表した情報もありません。査読済み臨床試験、公的な治験登録、開発元の公表資料を根拠に、一般向けの医療情報をお届けします。個別の診断・治療や、未承認薬の使用を勧める内容ではありません。開発状況は毎月確認し、変更があった場合はこのページに反映します。
主な更新履歴: 2026年10月4日 初版公開
1. ビマグルマブ早見表|30秒でわかる要点
研究者はビマグルマブで、脂肪を減らしながら除脂肪量を保てるか調べています。 体重や筋肉量の目安に加え、握力や歩行の結果も見ると、日常生活での働きを判断する材料になります。
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 開発名・読み方 | ビマグルマブ/bimagrumab。現在の開発コードはLY3985863、スイスの製薬会社ノバルティス(Novartis AG)での開発コードはBYM338。 |
| 何の薬か | 抗アクチビンII型受容体抗体。ミオスタチン・アクチビンのシグナルを遮断します。 |
| 開発元 | 現在は米国の製薬会社イーライリリー・アンド・カンパニー(以下、リリー)が開発。もとはノバルティスが開発し、2021年に米国のバイオ企業 Versanis Bio, Inc.(以下、Versanis Bio)が権利を導入、2023年にリリーが同社を買収。 |
| 投与法 | BELIEVEでは体重あたり10または30mg/kgを点滴静注し、初回と4週後、その後は12週ごとに投与。現在は皮下注製剤を開発しています。 |
| 開発段階 | 第2相で、セマグルチド併用の結果が公表され、チルゼパチド併用の試験が進行しています。 |
| 効果の代表値 | BELIEVE・48週・中止を含む集計で、高用量併用(ビマグルマブ30mg/kg+セマグルチド2.4mg)群の脂肪量−15.6kg/除脂肪量−1.3kg、比較したセマグルチド2.4mg単剤群は−9.6kg/−3.9kg。 |
| 筋力・身体機能 | 除脂肪量や筋体積が増えても、筋力や歩行などの改善は一貫して示されていません。 |
| 主な副作用 | 筋けいれん、下痢、ざ瘡(にきび)が報告されています。 |
| 米国の状況 | 米国での開発段階は第2相にとどまり、第3相の開始も承認申請もありません。 |
| 日本の状況 | 国内で動いている治験はなく、日本での承認申請に関する発表も出ていません。 |
| GLP-1薬との違い | 単剤とGLP-1薬との併用の双方を研究しています。併用では、除脂肪量の減少を抑えながら脂肪を減らすことを目指します。 |
(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)
表の効果・副作用は出典1、米国の状況は出典12・13、日本の状況は出典15・25に基づきます。
2. ビマグルマブ(bimagrumab)とは?アクチビン受容体をふさぐ抗体医薬品
筋肉の成長にブレーキをかける信号の受け口(受容体)を、抗体でふさぐ薬です。研究者は点滴静注で効果や副作用を調べ、現在は皮下注の形でも研究を進めています。
アクチビンII型受容体を抗体でふさぐ
ミオスタチンやアクチビンは、筋肉の成長を抑える信号を伝えます。ビマグルマブは、その受け口であるアクチビンII型受容体のActRIIA・ActRIIBに結合する抗体です。受け口をふさぐことで、筋肉の成長を抑える信号が伝わるのを防ぎます。この働きを利用して減量中の除脂肪量を保てるか調べています(出典1・8・9)。
脂肪が減る理由は、ヒトではまだ分かっていません。候補として、脂肪組織への直接作用や筋肉量の変化に伴う作用が挙がっています。動物実験などでは、熱を作る褐色脂肪の働きも調べられました。効果を知るには、実際に人が使った試験の脂肪量と除脂肪量の値を見てください(出典1・8・10・11)。

筋疾患の研究から肥満症の研究へ
ビマグルマブはノバルティスが筋肉の減る病気で開発した抗体医薬品で、筋肉量は増えても身体機能の主要評価は達成できませんでした。同社の2型糖尿病と肥満のある人の第2相では、脂肪量が減り、除脂肪量が増えています。2021年にVersanis Bioがノバルティスから権利を導入し、肥満症での開発とBELIEVEを始めました。2023年にリリーがVersanis Bioを買収し、開発の権利はリリーへ移りました。現在はリリーがLY3985863として、皮下注製剤やチルゼパチド併用の第2相を進めています。ノバルティスの試験は筋肉の病気や糖尿病のある人、BELIEVEは肥満症の人を対象にした結果で、この記事でも分けて紹介します(出典2〜7・12〜14・16)。
抗体医薬品の投与は、点滴から皮下注の研究へ
ノバルティスの主な試験とBELIEVEでは、医療機関でビマグルマブを点滴静注しました。静脈に薬を入れる方法で、GLP-1薬のように自分で皮下に注射する使い方とは異なります。これまでの効果や副作用の数値は、この点滴で調べたものです。
現在はリリーが皮下注製剤を開発し、チルゼパチド併用第2相では両剤を皮下注しています。成分を組み合わせた配合製剤の第1相も終えています。今の注射薬と一緒に使ったときの効果だけでなく、投与方法も研究が進んでいます(出典12・14・15)。
ステロイドやSARMsとの違い
ビマグルマブは、アナボリックステロイドやSARMsとは別の薬です。SARMsは選択的アンドロゲン受容体調節薬の略で、男性ホルモンの受け口に作用します。ビマグルマブはホルモン作用で筋肉を太くする薬ではなく、成長を抑える信号の受け口をふさぎます。治験の中でしか使われていない抗体医薬品なので、海外通販で「ミオスタチン阻害」をうたう製品やサプリと同じものとして考えないでください。
名称と表記
日本語ではビマグルマブ、英語ではbimagrumabと呼びます。現在の開発コードはLY3985863、ノバルティスでの開発コードはBYM338です。資料によって名前が違っていても、同じ抗体医薬品を指しています。
3. BELIEVEでビマグルマブの効果はどこまで分かった?脂肪量と除脂肪量の変化
BELIEVEでは、セマグルチドにビマグルマブを組み合わせた人は、脂肪量がより多く減り、除脂肪量の減少は小さくなりました。 中心となる48週と延長した72週では解析の条件が違うため、それぞれの条件と結果を見てください。
3-1. どのような人に、何を比べた試験か
BELIEVEには、糖尿病のない肥満・過体重の成人507人が参加しました。第2相の試験で、対象は18〜80歳、BMI30以上、またはBMI27以上で肥満に関連する合併症がある人です。糖尿病がある方は、この結果を自分の治療にどう生かせるか、診察で医師に聞いてください。
参加者を9群に分け、ビマグルマブ10・30mg/kg、セマグルチド1.0mg・2.4mg、各併用、プラセボ(偽薬)を比べました。セマグルチドは、ウゴービとして日本でも承認されているGLP-1薬です。ビマグルマブは初回と4週後、以後12週ごとに点滴し、セマグルチドは週1回皮下注しました。ウゴービを使っている方にとっては、その成分にビマグルマブを加えると何が変わるかを知る手がかりになります。
48週まで、ビマグルマブの投与内容を本人にも担当者にも知らせない「二重盲検」で調べました。その後は投与内容を知らせる「非盲検」に切り替え、72週まで延長しています。セマグルチドは当初から非盲検でした。主な評価項目は48週の体重変化(kg)で、脂肪量と除脂肪量も測っています。
参加者はどの群でも月1回の生活指導を受け、食事と運動に取り組みました。全員が食事と運動を続けながら薬を使う条件で、単剤と併用の違いを比べています。
途中でやめた人も含めて集計する方法(treatment regimen)と、投与を継続した場合を推定する方法(efficacy)で効果を調べました。この章の表と図に載せたBELIEVEの効果の数値は、48週が途中でやめた人も含む集計、72週が投与を継続した場合の推定です。体重だけでなく脂肪量と除脂肪量も比べ、併用で何が変わるかを確かめました。
BELIEVEとノバルティスの第2相の数値一覧
| 試験・時点・解析方法 | 群 | 体重 | 脂肪量 | 除脂肪量 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| BELIEVE・48週・中止を含む集計 | B30 | −9.3kg | −8.6kg | +0.4kg | 1 |
| BELIEVE・48週・中止を含む集計 | S2.4 | −14.2kg | −9.6kg | −3.9kg | 1 |
| BELIEVE・48週・中止を含む集計 | 高用量併用 | −17.8kg | −15.6kg | −1.3kg | 1 |
| BELIEVE・48週・中止を含む集計 | プラセボ | −3.3kg | −1.9kg | −0.5kg | 1 |
| BELIEVE・72週・継続時の推定、事後解析 | B30 | −12.0kg | −13.4kg | +1.2kg | 1 |
| BELIEVE・72週・継続時の推定、事後解析 | S2.4 | −16.5kg | −12.7kg | −4.1kg | 1 |
| BELIEVE・72週・継続時の推定、事後解析 | 高用量併用 | −24.2kg | −21.3kg | −1.8kg | 1 |
| ノバルティスの第2相・2021年・48週・完了例の解析 | B10 | −5.90kg | −7.49kg | +1.70kg | 2 |
| ノバルティスの第2相・2021年・48週・完了例の解析 | プラセボ | −0.79kg | −0.18kg | −0.44kg | 2 |
(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)
B30・B10はビマグルマブ30・10mg/kg、S2.4はセマグルチド2.4mg、高用量併用はB30+S2.4を指します。72週の解析では、48週より少ない人数で調べています。
3-2. 体重は48週と72週でどう変わったか
48週の時点で、高用量併用の体重変化は−17.8kgでした。併用した人は、ビマグルマブ単剤やセマグルチド単剤を使った人より体重が多く減っています。
投与を継続した場合の推定では、72週の高用量併用の体重変化は−22.1%でした。延長期の解析でも、併用で大きく減量する傾向を認めました。
3-3. 何が減ったかを脂肪量と除脂肪量で確かめる
48週の高用量併用では、脂肪量/除脂肪量は−15.6/−1.3kgでした。セマグルチド単剤と比べて、併用した人は脂肪が多く減り、除脂肪量の減少は小さくなっています。
ビマグルマブ単剤を使った人では除脂肪量は増えましたが、プラセボとの差を統計的には確かめられませんでした。BELIEVEの48週では、単剤で除脂肪量を増やす効果までは確認できていません。
72週の高用量併用では、投与を継続した場合の脂肪量/除脂肪量を−45.7/−2.9%と推定しました。同じ推定で、ビマグルマブ単剤では除脂肪量が増え、併用ではその減少が小さい傾向を認めました。

減った体重のうち脂肪がどれだけを占めるかという「減量の質」も調べました。48週の時点で、その割合はセマグルチド2.4mg単剤71.1%、高用量併用92.3%、プラセボ79.2%です。併用した人では、減った体重の9割以上を脂肪が占めています(出典1)。
3-4. ノバルティスの第2相|2型糖尿病と肥満のある人の試験
2021年公表のノバルティスの第2相では、研究者が2型糖尿病と肥満のある75人を群に分け、食事・運動を指導しながら48週にわたって変化を調べました。ビマグルマブは10mg/kgを4週ごとに静注しています。主な解析では、試験を終えたビマグルマブ26人とプラセボ29人を比べました。糖尿病がある人について、途中でやめた人を含めずに調べた結果です。
48週で脂肪量はビマグルマブ−20.5%、プラセボ−0.5%、除脂肪量は+3.6%対−0.8%と変化しました。握力には差が出ていません。血糖の状態を表すHbA1cは、−0.76対+0.04ポイントでした。ビマグルマブを使った人では脂肪量と血糖が改善し、除脂肪量も増えましたが、握る力の改善までは確認できませんでした。
3-5. 数値から判断できること、できないこと
参加者の変化を平均値で示しています。除脂肪量は筋肉量の目安にとどまり、筋力や身体機能は握力や歩行などで別に確かめます。
72週の延長期には比べる相手となるプラセボ群がなく、試験後に追加した解析(事後解析)で調べました。複数の比較をすると偶然の差が出やすくなりますが、その影響も調整していません。48週とは解析条件が異なり、期間の延長だけによる変化とは判断できません。投与を継続した場合の推定として、変化の傾向を知るための参考結果にとどめます(出典1)。
ノバルティスの第2相とBELIEVEでは、糖尿病の有無も解析に含む人も違います。別々の試験の数値で、どちらが効くという比べ方はしません。同じ試験の中で、比較相手とどれだけ違ったかを確認してください。
4. 除脂肪量が増えても、筋力や歩行能力は改善する?
除脂肪量や筋体積が増えても、筋力・身体機能の改善は一貫して示されていません。筋肉量を測る検査と、握る・歩くなどの動作を測る検査では結果が異なります。
ノバルティスの試験で分かったこと
加齢などで筋肉が減るサルコペニアの初期試験では、歩く速度が遅い参加者で歩行速度と6分間歩行が改善しました。その後の大きな試験では、除脂肪量は増えたものの、主に確かめた身体機能は改善していません。筋肉量の目安となる値が増えても、歩く力まで同じように変わるとはいえないのです。
筋肉に炎症が起きる封入体筋炎や股関節骨折後、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の人でも、研究者は除脂肪量や筋体積の増加を確認しました。動作は一貫して改善していないため、私は筋肉量の値だけで判断せず、歩きやすさなど日常生活での動きも診察で伺います。
| 試験・対象 | 人数・期間 | 筋肉量に関わる指標 | 筋力・身体機能の指標 |
|---|---|---|---|
| サルコペニア・概念実証第2相 | 40人・24週 | 30mg/kg静注群のMRI大腿筋体積+4.80%、プラセボ−1.01% | 歩行速度・6分間歩行の改善は歩く速度が遅い部分集団に限られた |
| サルコペニア・用量設定第2相 | 180人を解析・24週 | 700mg群のDXA除脂肪量+2.02kg、プラセボ+0.08kg | SPPB(身体機能の検査)の変化+1.34対+1.03、p=.13。握力に意味のある変化なし |
| 封入体筋炎・RESILIENT | 251人・52週 | 10mg/kg群の除脂肪量は開始時の102.8%、プラセボ97.2% | 6分間歩行距離の対プラセボ差+17.6m、p=0.22。主要評価未達 |
| 股関節骨折後・第2a/b相 | 250人・24週 | 210mg群+1.9kg、700mg群+2.8kgで、プラセボより除脂肪量が増加 | 歩行速度・SPPBに群間差なし |
| COPDの筋消耗・第2a相 | 67人・24週 | 30mg/kg群のMRI大腿筋体積+5.0%、プラセボ−1.3% | 6分間歩行・階段昇降・握力などに群間差なし |
(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)
出典3〜7。
これまでの試験をまとめて検討しても、除脂肪量や筋体積の増加と身体機能の改善は一貫して結びついていません。日常生活で動きやすくなるかを知るには、筋肉量に加えて実際の動作を調べます(出典11)。
BELIEVEで測った筋力は握力
BELIEVEでは、効果の手がかりを探る項目として握力も調べました。48週の時点で、ビマグルマブ30mg/kg+セマグルチド1.0mg群は+4.8kg、プラセボは+1.7kgと、この群だけに差がありました。他の群はプラセボと同程度だったため、ビマグルマブを使えば握力が改善するとは判断しません(出典1)。
BELIEVEでは、6分間歩行や椅子立ち上がりを調べていません。論文でも、今後はMRIなどの画像で測る筋肉量と身体機能を合わせて調べる必要があると述べています。歩く、立ち上がるといった動きが改善するかは、まだ分かっていません。

私が体重と一緒に見ること
増えた除脂肪量が日常生活で力を発揮する筋肉につながるかは、まだ答えが出ていません。だから「筋力増強剤」とは呼びません。診察では、食事や運動で続けられていることと、難しいことを伺います。
5. ビマグルマブの副作用は?筋けいれん・下痢・ざ瘡の報告
ビマグルマブを使った人には、筋けいれん、下痢、ざ瘡(にきび)が特徴的に見られました。 セマグルチドとの併用では吐き気などの消化器症状も多く、投与をやめた人もいます。減量幅とともに、症状のために投与をやめた人の割合も見てください。
群ごとに異なる症状の出かた
試験中に起きた好ましくない症状などを「有害事象」と呼び、薬が原因かどうかにかかわらず数えます。表の%は、こうした症状や有害事象を経験した人の割合で、範囲は用量群ごとの幅です。薬が原因とは判断できないものも含むため、表では薬ごとの頻度とプラセボの値を比べてください。
| 試験・観察期間 | 項目 | ビマグルマブ単剤 | セマグルチド単剤 | 併用 | プラセボ |
|---|---|---|---|---|---|
| BELIEVE・48週まで | 筋けいれん | 10mg/kg:46.4%、30mg/kg:73.7% | 2.4mg:8.9% | 57.1〜63.6% | 5.5% |
| 同上 | 下痢 | 41.1〜49.1% | 34.5〜35.7% | 42.9〜54.5% | 5.5% |
| 同上 | ざ瘡 | 33.9〜43.9% | 2.4mg:8.9% | 42.9〜55.4% | 3.6% |
| 同上 | 悪心(吐き気) | 30mg/kg:12.3% | 2.4mg:46.4% | 37.5〜61.8% | 12.7% |
| 同上 | 重篤な有害事象 | 8.8〜12.5% | 1.8〜10.7% | 3.6〜9.1% | 3.6% |
| 同上 | 有害事象による投与中止 | 10mg/kg:21.4%、30mg/kg:14.0% | 1.0mg:3.6%、2.4mg:8.9% | 5.5〜12.5% | 3.6% |
| ノバルティスの第2相・2021年、48週 | 下痢/筋けいれん | 10mg/kg:41%/41% | 比較なし | 比較なし | 11%/3% |
| 同上 | 有害事象による中止/重篤な有害事象 | 10mg/kg:14%/8% | 比較なし | 比較なし | 0%/8% |
出典1・2。
(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)
吐き気で中止した6例は併用群、筋けいれんで中止した5例はビマグルマブ単剤群でした。48〜72週の延長期には新たな安全性の問題は報告されず、点滴関連反応は104週までで各群0〜2例です。群ごとの頻度からは、筋けいれんはビマグルマブ側、吐き気はセマグルチド側に特徴的な症状と捉えられます(出典1)。
血液検査・骨・心臓で調べたこと
BELIEVEで薬を続けた場合を推定すると、48週のLDLコレステロールはビマグルマブ単剤で+21.2/+23.3mg/dLでした。セマグルチド2.4mg単剤では−14.0mg/dL、高用量併用では+11.1mg/dLです。ビマグルマブを含む群では早い時期に上がりましたが、セマグルチド2.4mgとの併用では開始時の値へ戻る方向に推移しました。体重が減っていても、コレステロールの値は経過の中で確認する項目です(出典1)。
同じ48週の解析では、太ももの付け根に当たる大腿骨近位部の骨密度は、セマグルチド2.4mg単剤で−2.1%でした。併用では−2.0〜−2.3%、プラセボでは−0.8%で、全身・腰椎の変化は全群1.1%以内です。体重が大きく減った群では大腿骨近位部の骨密度も下がり、ビマグルマブ単剤の低下は−1.1〜−1.5%と小さくなっていました。減量中の体の変化を考えるときは、筋肉とあわせて骨密度にも目を向けます(出典1)。
健康な高齢者68人をビマグルマブ35人とプラセボ33人に分け、心臓への影響を調べました。ビマグルマブ群には10mg/kgを月1回、6か月点滴しました。心臓MRIで測った左室心筋重量指数・左室駆出率は、心臓の筋肉の量と血液を送り出す働きの指標です。プラセボと比べて臨床的に意味のある変化は見られませんでした。心臓への影響を考える際は、健康な高齢者で調べた範囲の情報として受け止めます(出典17)。
ホルモンへの作用と、残っている評価
閉経後の女性では、FSH(卵胞刺激ホルモン)が下がり、薬が体から抜けると元に戻りました。妊娠可能な年齢の女性の月経への影響はまだ評価していないため、この変化は閉経後の女性で調べたものとして捉えてください(出典18)。
今後の研究では、2年を超えて使った場合や、日本人の肥満症、妊娠可能年齢の女性での安全性を確かめる課題が残っています。十分に評価できるデータがまだないため、安全性を判断する際は、各試験の対象者と観察期間を見てください(出典1・19)。
今使う承認薬では、症状に合わせて医師が調整する
今使っている承認薬で症状に困っているなら、まず用量や症状が出た時期を医師に伝えてください。当院では承認薬を少量から段階的に増やし、症状が出たときは医師が増量を遅らせるか、減量するかを判断します。漢方併用も含めたマンジャロの副作用への対応を通じて、続けられる治療に整えます。
6. ビマグルマブの投与法|BELIEVEの点滴静注と、現在開発中の皮下注
BELIEVEのビマグルマブは、初回と4週後、その後は12週ごとの30分の点滴静注でした。現在のチルゼパチド併用第2相では、両剤を皮下注して評価しています。
BELIEVEでの用量とスケジュール
研究者は用量ごとに群を分け、決められた間隔で投与しました。延長期には10mg/kg単剤群を30mg/kgへ変更し、10mg/kgの併用群は同じ量を続けています。72週の数値を見るときは、単剤群の一部で用量が変わったことも押さえてください。
| 群・薬 | 用量 | 間隔・投与時点 | 期間 |
|---|---|---|---|
| ビマグルマブ単剤・併用群のビマグルマブ | 10または30mg/kg | 初回と4週後、以後12週ごと。16・28・40・52・64週に点滴静注 | 48週の主要期間と72週までの延長 |
| セマグルチド単剤・併用群のセマグルチド | 1.0mgまたは2.4mgの群 | 週1回皮下注。2.4mg群は0.25、0.5、1.0、1.7、2.4mgへ増量 | 2.4mg群は17週以降に維持、72週まで評価 |
| プラセボ群 | プラセボ点滴 | 主要期間はビマグルマブに対応する点滴 | 48週以降はビマグルマブ30mg/kgへ切り替え |
(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)
出典1。
ノバルティスが開発していたころは、サルコペニアの用量設定、封入体筋炎、股関節骨折後、2型糖尿病を伴う肥満の試験で4週ごとに静注しました。COPDなどでは別の間隔でも調べています。点滴の間隔は試験ごとに異なり、実際の治療でどう使うかはこれから決めていく薬です(出典2・4〜7)。
現在の皮下注製剤で公表されている範囲
チルゼパチド併用第2相では、両剤を皮下注しています。具体的な用量や将来の自己注射の可否は公表されていませんが、配合製剤の第1相も終えています。週1回のGLP-1薬と並行して使う形を調べており、今使っている注射薬とどう組み合わせるかも研究の対象です(出典12・14)。
7. GLP-1薬との関係|併用で何を目指しているか
ビマグルマブは、単剤とGLP-1薬との併用の双方を研究している薬です。併用では、除脂肪量の減少を抑えながら脂肪を減らすことを目指しています。
BELIEVEの48週で、途中でやめた人も含めて比べると、ビマグルマブ単剤を使った人はセマグルチド単剤の人ほど体重が減りませんでした。併用すると、単剤より多く減っています。組み合わせによる違いを知りたいときは、第3章の表で同じ試験・時点・解析方法の値を比べてください。
| 薬 | 成分・作用 | 投与 | 日本での承認状況 | 除脂肪量に関する一次データ |
|---|---|---|---|---|
| ウゴービ | セマグルチド・GLP-1受容体作動薬 | 週1回皮下注 | 肥満症で承認 | BELIEVEのセマグルチド単剤群で測定 |
| ゼップバウンド/マンジャロ | チルゼパチド・GIP/GLP-1受容体作動薬 | 週1回皮下注 | ゼップバウンドは肥満症とOSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)、マンジャロは2型糖尿病 | 単剤の数値はこの記事の対象外 |
| ビマグルマブ | 抗アクチビンII型受容体抗体 | BELIEVEは点滴静注、現在は皮下注製剤を開発 | 国内承認なし | セマグルチド併用のBELIEVEで測定済み、チルゼパチド併用の結果は未公表 |
(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)
出典1・12・20〜22。
承認薬を選ぶときは、肥満症か2型糖尿病かなど、薬の対象となる病気も確認します。減量幅だけで選ばず、自分の病状に合う薬かを医師と相談してください。
米国のリジェネロン・ファーマシューティカルズ(Regeneron Pharmaceuticals, Inc.)は、trevogrumab(抗ミオスタチン)とgaretosmab(抗アクチビンA)をセマグルチドと併用する第2相を進めています。米国のスカラー・ロック(Scholar Rock Holding Corporation)はapitegromab(抗ミオスタチン前駆体)のチルゼパチド併用第2相を終えました。Biohavenもtaldefgrobep alfaを第2相で調べています。2026年10月時点では、いずれも肥満症での開発は第2相までです。筋肉量を保つ薬の候補として、それぞれの試験で効果や副作用を調べている段階です(出典23)。
ほかの次世代候補については、カグリセマ解説の第7章でも紹介しています。三重作動薬レタトルチドの仕組みとマンジャロとの違いの解説もご覧ください。ビマグルマブは単剤でも併用でも研究段階です。肥満症の治療中に筋肉量の変化が気になる方は、ゼップバウンドの診療案内で、診療内容と食事・運動や副作用を相談できるフォロー体制を確かめてください。
8. ビマグルマブが日本で使えるのはいつ?
日本で使える時期は未定です。米国では第3相と承認申請の前で、日本にも進行中の肥満症治験はありません。
8-1. 米国での開発とチルゼパチド併用試験
米国の開発は現在も第2相に位置づけられ、第3相は未開始で、FDAへの承認申請も行われていません。セマグルチド併用のBELIEVEは論文として公表され、チルゼパチド併用第2相NCT06643728は進行中です。今はセマグルチドとの組み合わせで分かったことを、チルゼパチドでも確かめているところです(出典1・12・13)。
米国で糖尿病のない252人を登録し、両剤を皮下注する試験で24週の体重変化率を主に調べ、24週・48週の脂肪量と除脂肪量も調べています。試験全体の完了予定は2027年1月です。マンジャロ・ゼップバウンドと同じ成分であるチルゼパチドとの組み合わせで何が変わるかが、次に知りたい情報です。
2型糖尿病を対象とする別の併用第2b相NCT06901349は、登録0人で取り下げられました。開発元が公表した理由は「事業上の判断」です。患者を組み入れる前の取り下げなので、この試験から薬の効果や副作用を判断することは避けます(出典24)。
8-2. 国内の計画が中止された経緯
日本国内で進行している治験はなく、国内の承認申請に関する発表もありません。2型糖尿病の併用第2相に国内8施設が参加する計画は2025年4月に公表されましたが、患者を組み入れる前の2025年9月24日に中止されました。国内施設が参加する予定はあっても、患者に投与するところまでは進まなかったのです(出典24・25)。
リリーの日本法人である日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)の開発品一覧(2026年3月31日現在)には、皮下注製剤・肥満症・開発中期(第Ⅱ相)として載っています。開発品一覧への掲載だけでは、国内で患者を対象に治験を進めているとは判断できません(出典15)。
日本人は、ノバルティスが行ったサルコペニア・封入体筋炎・股関節骨折後の試験(2013〜2018年)に参加しています。PMDAの「主たる治験情報」は国内開発の最終段階にある検証的治験の一覧で、2026年8月31日までの届出分にビマグルマブの記載はありません。第2相は載らない一覧なので、名前がないことだけで日本での開発が止まっているとは判断しません(出典26)。
承認されても、薬価収載や発売までにはさらに数か月かかることがあります。ゼップバウンドでも、承認を受けた日と実際に発売した日は別でした。申請から審査までの日付は公表資料では確認できませんが、承認後の経過は分かっています。使い始められる時期を知るには、承認の発表に加えて発売日を確認します。
| 日本での一般的な流れ | 何をする段階か | ゼップバウンドの実例日付 |
|---|---|---|
| 承認 | 国内での承認を判断する | 2024年12月27日 |
| 薬価収載 | 薬価基準に収載する | 2025年3月19日 |
| 発売 | 販売を始める | 2025年4月11日 |
出典21。
(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)
8-3. 次に確認したい公表情報
チルゼパチド併用第2相の252人の試験では、研究者が主要評価を2026年1月16日に終えています。結果と公表時期は未発表です。公表されたら、体重に加えて体組成、つまり脂肪量や除脂肪量の変化と副作用を確かめ、併用する意味を考えます(出典12)。
2026年9月30日の学会では、BELIEVEの6か月の休薬期について発表がありました。執筆時点で発表の数値を確認していません。休薬後の体重や体組成の値も、使用中の結果と分けて見ます(出典27)。

9. 糖尿病専門医としての考え|今の治療で筋肉を守る
筋肉を保ちながら減量する取り組みは、今ある承認薬と食事・運動、医師による経過の確認で始められます。
筋肉を保つ薬が出るまで、待つべきか
私は、新薬を待つことだけを理由に治療を先送りしません。マンジャロ、ウゴービ、ゼップバウンドを適応に応じて選び、体重と筋肉量の両方を診察で確認します。今の薬の効果と続けやすさを確認できていれば、その治療を続ける方針です。
診療で見てきたことと、食事・運動の役割
診療では、体重と一緒に筋肉量が減るケースを何度も診てきました。診察で伺うのは、たんぱく質をとれているか、筋力トレーニングを続けられているかです。どちらも不足したまま薬をやめると、体重が戻り、筋肉量の減少が残ることがあります。減量している間から、その人が続けられる食事と運動を一緒に整えます。たんぱく質のとり方や筋力トレーニングの具体策は、GLP-1薬の治療中に筋肉量を保つための食事と筋トレの解説を参考にしてください。
私にとってGLP-1薬は、生活の改善を後押しする「ブースター」です。食事・運動の代わりにはしません。オルフォルグリプロン解説の第9章でも触れていますが、薬を使っている間も食事と運動を続けることで、治療の効果を生かしていきます。
当院で治療を判断するときに見ること
診察では薬の用量と症状を伺い、体重・血糖・副作用・続けやすさから、その患者さんに合うかを判断します。当院では2023年4月以降、マンジャロ(チルゼパチド)を1,000例以上処方してきました。日本東洋医学会にも所属する私が、副作用には漢方の併用でも対応します。全国対応のオンライン診療で経過を伺い、必要に応じて対面診療や血液検査に切り替えながら治療を続けます。
10. ビマグルマブについてよくある質問
日本で使える時期は未定で、筋力の向上は確立していません。今は承認薬と食事・運動を医師と調整します。
Q1. ビマグルマブはいつ日本で使えるようになりますか?
日本で使える時期は決まっていません。国内では進行中の治験がなく、承認申請の発表もありません。米国では承認申請前で、開発は第2相まで進んでいます。
Q2. ビマグルマブは筋力を高める薬ですか?
筋力を高める効果は確立していません。除脂肪量が増えたり減少が小さくなったりしても、筋力や身体機能を判断するときは、握力・歩行の結果を見てください。
Q3. GLP-1薬と一緒に使えるのですか?
GLP-1薬との併用を研究している薬で、日本で承認された組み合わせとしては使えません。セマグルチド併用のBELIEVEは結果公表済みで、チルゼパチド併用は第2相で評価しています。
Q4. 飲み薬ですか、それとも注射ですか?
飲み薬ではなく、ノバルティスの主な試験やBELIEVEでは医療機関で点滴した薬です。BELIEVEでは体重あたり10または30mg/kgを点滴静注し、初回と4週後、その後は12週ごとに投与しました。旧試験には4週ごとの投与もあります。自己注射の可否はまだ公表されていませんが、現在は皮下注製剤の開発を進めています。
Q5. 主な副作用は何ですか?
筋けいれん、下痢、ざ瘡(にきび)が特徴的です。BELIEVEではセマグルチドとの併用群で吐き気も多く、症状のため中止した人もいます。体重がどれだけ減るかと、無理なく続けられるかをあわせて考えます。
Q6. 筋肉増強剤やステロイドと同じですか?
アナボリックステロイドやSARMsとは別の抗体医薬品です。ビマグルマブはアクチビンII型受容体に結合し、筋肉の成長を抑えるシグナルを遮断します。筋力増強剤ではありません。研究では除脂肪量と筋力・身体機能を別々に評価しています。
Q7. セマグルチド単剤では除脂肪量がどのくらい減りましたか?
糖尿病のない肥満・過体重の人を対象にしたBELIEVEでは、48週の除脂肪量はセマグルチド2.4mg単剤で−3.9kg、プラセボで−0.5kgでした。途中でやめた人も含めて集計した値です。同じ時点の高用量併用群は−1.3kgで、セマグルチド単剤より除脂肪量の減少が小さくなっています。
Q8. ゼップバウンドやマンジャロの成分との併用試験はありますか?
チルゼパチドとの併用第2相NCT06643728が進行しています。252人が登録され、主要評価は2026年1月16日に完了しましたが、結果は未公表です。両剤を皮下注する試験です。
Q9. 日本でビマグルマブの治験はありますか?
現在、日本で進行中のビマグルマブの治験はありません。国内8施設が参加する2型糖尿病の併用試験は、患者を組み入れる前の2025年9月24日に中止されました。過去には日本人がサルコペニア、封入体筋炎、股関節骨折後の試験に参加しています。
Q10. 筋肉を保ちながら痩せるために、今できることは?
たんぱく質の摂取と筋力トレーニングを続け、現在の薬の効果や副作用を診察で医師に相談してください。私は治療を先送りせず、病状に合う承認薬で筋肉量にも目を向けた減量を勧めます。
Q11. bimagrumabはどう読みますか?
「ビマグルマブ」と読みます。現在の開発コードはLY3985863、ノバルティスでの開発コードはBYM338です。表記が異なっていても、同じ抗体医薬品を指しています。
Q12. 承認されたら、すぐ使えるようになりますか?
承認と発売は別の段階です。ビマグルマブの国内申請は公表されておらず、米国でも申請前で第3相は未開始です。国内では治験届・申請・審査を経て承認を受け、その後に薬価収載・発売と進みます。ゼップバウンドは2024年12月27日に承認、2025年3月19日に薬価収載、2025年4月11日に発売されました。
Q13. ビマグルマブは日本で承認されていますか?
いいえ、ビマグルマブは日本では承認されていません。国内の治験は現在進行しておらず、承認申請の発表もない状況です。米国は第2相で、第3相は未開始、承認申請前です。日本イーライリリーの開発品一覧には、皮下注製剤・肥満症・開発中期(第Ⅱ相)として載っています。
Q14. 除脂肪量と筋肉量は同じですか?
同じではありません。DXAで測る除脂肪量は、筋肉のほか臓器や水分も含む値です。筋力・身体機能は握力や歩行などで別に評価します。
FAQの回答に含む数値や作用、筋力・身体機能、開発状況は、本文と同じ出典1〜9・11〜16・21・24〜26に基づきます。
11. まとめ|新薬の情報を、今の減量の相談に生かす
ビマグルマブを使った人では、脂肪が減り、除脂肪量は保たれる傾向が見られました。筋力・身体機能の改善は一貫していないため、私は今の承認薬と食事・運動で筋肉を守る取り組みを優先します。
診察前に、次のことを整理してください。
- □ 今使っている薬の名前と量を確認した
- □ 体重・血糖の変化と、筋肉量について気になることをまとめた
- □ 食事やたんぱく質、筋力トレーニングで続けられていることを整理した
- □ 副作用などの症状と、出始めた時期を記録した
当院では、全国対応のオンライン診療と、必要に応じた対面診療・血液検査で治療を支えます。副作用への漢方併用も含め、体重と血糖、続けやすさを一緒に相談できます。
効果と副作用には個人差があるため、治療は医師と相談して決めてください。
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監修者

小林 正敬(こばやし まさたか)|まさぼ内科・糖尿病クリニック飯田橋院(東京・飯田橋/糖尿病内科・代謝内分泌内科・内科)代表理事兼院長。日本糖尿病学会 糖尿病専門医(第06341号)、日本内科学会 総合内科専門医(第022910号)、日本糖尿病協会療養指導医、日本東洋医学会所属。糖尿病・代謝・内分泌を専門とし、GLP-1/GIP受容体作動薬を用いた治療と漢方診療に対応しています。院長紹介はこちら (監修日・最終更新:2026年10月4日)
関連ページ
参考・出典
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- EASD 2026 Final Programme、p.55、口演112、2026年9月30日。BELIEVE休薬期の発表。